『痛み・シビレ』に特化した本格鍼施術
鍼灸院 まごのて堂は『あきる野院』と『拝島院』と2院を構える『痛み・シビレ』に特化した本格鍼灸院。
どちらも『超音波エコー』を用いた、『鍼施術』による『fasciaの異常』や『筋膜性疼痛症候群(MPS)』によって過敏化した侵害受容器『トリガーポイント』により引き起こされる『痛み・シビレ』の専門鍼灸院です。
保険を用いた『短時間・低料金』の施術が多い中で、鍼灸院 まごのて堂は両院共に『完全自由診療』(保険を一切用いない施術)で一人一人の患者様の病態を正確に把握しながら鍼施術を行います。
『対処療法』(その場限りの施術効果)ではなく、『痛み・シビレの根源』を施術していく事は高い技術が必要です。
『問診』により発痛源(症状の源)を絞り込み、
『触診』で罹患している部位を特定し、
『エコー』でより細かく悪くなっている部位を可視化。
そして最後に『鍼』を用いて、ミリ単位で鍼先を動かして発痛源を正確に施術していく。
短時間でこれを全て網羅する事は、とても容易に実現することは出来ません。
Fasciaとは?
Fasciaとは『線維性結合組織の総称』とされ、論者により異なりますが、一般的には、筋膜や腱や靭帯、胸膜、心膜などの内臓を包む膜など、骨格筋と無関係な部位の膜組織をも含むと理解されています。
研究者たちの中では、「繊維性結合組織および脂肪組織内の繊維成分あるいは固有結合組織内の繊維成分であり、脂肪組織や筋繊維などの実質組織は含まない」「3次元的な繊維性結合組織としてら繋がりシートやバンドを代表とするさまざまな形態を取る」という認知に至っています。
しかし、明確なfasciaの定義は、全世界で確立しておらず、現在も尚研究段階となっています。
【引用文献】
木村裕明・高木恒太郎・並木宏文・小林只「他」(2017)
『Fasciaの評価と治療 解剖・動作・エコーで導く
Fasciaリリースの基本と臨床』 文光堂
http://www.bunkodo.co.jp/book/detail_1360.html
筋膜性疼痛症候群(MPS)とは
筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい-とうつうしょうこうぐんMyofascial Pain Syndrome:MPS)は、
『fascia』という大きな概念の中で”筋膜(myofascia)の異常” に着目した病態を『筋膜性疼痛症候群(MPS)』と呼び、生活環境等の悪化因子により筋膜に『重積』・トリガーポイント(過敏化した侵害受容器)が発生し、様々な痛みやシビレを誘発させます。
この病気は1980年代にアメリカで『Travell and Simon’Myofascial Pain and Dysfunction: The Trigger Point Manual (筋膜性疼痛と機能障害: トリガーポイントマニュアル)』(Janet G. Travell 医師とDavid G.Simons医師の共著)という医学書にて発表されました。
私達が繰り返し筋肉に負荷を与えたり、寒冷にさらされたりして血行の悪い状態を作ると(持続的刺激)本来は異常がなければ眠っている無反応(機械的刺激に反応しない)な神経繊維(MIAs)が活性化されてしまい、様々な刺激(機械的刺激)に反応する様になってしまいます。
正常であれば、『機械的刺激に無反応な神経繊維(MIAs)が持続的な刺激により活性化してしまった結果招かれる病態(痛み・シビレ等)がMPS(筋膜性疼痛症候群)ではないか』と最近の研究から考えられています。
上記の様に様々な悪化因子により”筋膜(myofascia)に『発痛源』が形成されると種々の症状を誘発しますが、この発痛源は筋膜だけでなくfascia全般に形成される事が多くある為、”筋膜 myofascia”のみに着眼せず広い視野で(fasciaの異常)病態把握をする事が大切です。
トリガーポイントとは
トリガーポイントは一般的に『筋硬結』や『索状硬結』とされ解剖学的な物質として多く認知されていますが、最近の研究では、本来異常がなければ無反応な神経繊維(MIAs)が活性化してしまい、様々な刺激(機械的刺激)に反応する様になってしまった『過敏化した侵害受容器』であり、生理学的現象ではないかという見方が強まってきました。
トリガーポイント(過敏化した侵害受容器)は様々な痛み・シビレを誘発するとされてきましたが、”fasciaの異常”も同様で、『組織の滑走性低下』や『エコー観察上の異常所見(フィブリラパターンの異常etc)』等も発痛源として様々な症状を誘発します。
“fasciaの異常”から誘発される症状の特徴に『関連痛』という概念があります。
上記の図をご覧ください
『異常を起こしているは × の部位』ですが、実際に『患者様が訴える症状の所在は 赤色 の部位』であることが多々あり、これを『関連痛』と呼びます。
私たちが指を切ったり、骨折したり、捻挫をしたりすると「痛みを感じる場所=痛みの原因」と、当然分かりますが、筋肉や内臓の痛みの場合は少し違っています。
「痛みを感じている場所」と「痛みの原因」が一致していないことが多いのです。(70%は一致しない)
症状が出ているところだけ治療しても結果が出ないのは、この関連痛により治療しているところにズレがあるからなのです。(※腱、靭帯の痛みなどは例外があります)
痛みを感じている場所に囚われず、痛みの原因となる場所を正確に探しだすことが重要になります。
施術方法
上記の様な『fasciaの異常』から誘発される症状を解消する施術法として、まごのて堂拝島院では以下の二つの手法を取り入れています。
- トリガーポイント鍼療法&エコーガイド下筋膜リリース(fasciaリリース鍼施術)
- 筋膜リリース MYORUB法(fasciaリリース手技施術)
どちらも『fasciaの異常』から誘発される症状を解消する方法で、症状や患者様のご意見を聞きながら治療方法を決めます。
トリガーポイント鍼療法(fasciaリリース鍼施術)
当まごのて堂拝島院はその中でも副作用が最も少なく効率的で効果が大変高い、トリガーポイント鍼療法をメインに行っています。
又、超音波エコーを用いてfasciaの異常を見つけ出し、それに対して鍼で直接治療する「エコーガイド下fasciaリリース」も並行して行います。
筋膜リリース MYORUB(ミオラブ)(fasciaリリース手技施術)
MYORUBを使う事により、浅いfasciaのリリースを最短、最速でおこない痛みを除去することが可能です。線維筋痛症や広範囲の痛みの方にも大変有効です。
選ばれる”まごのて堂”の鍼施術の特徴
上記の様に様々な悪化因子により『fasciaの異常』が起きると、『発痛源』となり種々の痛み・シビレを誘発します。
『fasciaの異常』を施術する前提として、正しい知識を用いて患部(症状の原因)を『関連痛』等に惑わされず、正確に探し出す事がなによりも大切です。
〜まごのて堂の患部の特定手段〜
- 問診による原因因子の特定(原因の特定と再発防止)
- 動作痛(特に痛い動き)から患部の特定
- 関連痛パターンから患部の特定
- 触診による患部の特定
- エコーによる患部特定・スクリーニング(炎症等の不適応疾患の有無)
- 膨大な臨床経験からの経験則
※病態によっては可動域評価も行います。
ほかの鍼灸院との違いは??
他の多くの鍼灸院では、fasciaの異常・筋膜性疼痛症候群(MPS)やトリガーポイントを知らない、又は概念を正しく理解せず施術する事が多い為、原因ではない部位に施術が行われていたり、正確なアプローチがされていない為、治療効果が安定せず、その場しのぎの施術(対処療法)となっている事が多数あります。
まごのて堂で行う施術は、『発痛源の究明』と『エコーを用いた安全かつ正しい患部へのアプローチ』ができる為、 安心してお体をお任せ下さい。
なぜ fasciaの異常 や 筋膜性疼痛症候群(MPS)が起きるのか??
- 長時間の同じ姿勢
- 過度な仕事やスポーツ
- 反復動作
- ストレス
- 血行不良
- 自律神経の乱れなど
- ケガや手術
筋膜性疼痛症候群(MPS)施術・fasciaリリース施術 が有効とされる症状と疾患
肩こり、腰痛、背中痛、臀部痛、膝痛、頭痛、五十肩、ギックリ腰、寝違い、めまい、しびれ、耳鳴り、テニス肘、ゴルフ肘、野球肩、坐骨神経 痛、椎間板ヘルニア、しびれ、TFCC損傷、腱鞘炎、筋膜性疼痛症候群、線維筋痛症、むち打ち症、慢性痛、慢性疲労性症候群、など
※その他にも適応症状ありますので、ご相談ください!